公務員試験

独学で公務員試験を合格するための勉強時間の目安を経験者が語る

公務員を目指す人には予備校をオススメしていますが、僕は働きながら一人で黙々勉強して県職員に合格したので、独学でも無理なわけではありません。

ただし、独学で勉強する場合は十分な勉強時間の確保が必須です。いくら地頭がよくても1日数分の勉強で受かるほど公務員試験は甘くないです。

  • 独学で合格するための勉強時間
  • 独学の1日スケジュール

今回は受験生の勉強時間の目安について、独学で合格した僕の経験を基に詳しく解説していきます。

大学偏差値55の僕は700時間の学習で合格

まずは、僕が公務員試験にチャレンジした時のステータスから見ていきましょう。

  • 大学偏差値55の理系卒
  • 行政職の専門科目は未知の世界
  • 筆記試験本番まで残り半年
  • 出勤は8時、帰宅は19~20時

こんな感じのどこにでもいる普通の会社員でした。理系卒なのに専門職じゃなくて行政職を受けた理由は、シンプルに採用人数が多いからです。

学生時代の僕は無気力な人間で、勉強に打ち込むわけでもなく外にコミュニティを作って活動するわけでもなく、ただただボーっと時間が過ぎるのを待っているだけの人間でした。

なので、公務員試験を受験する決意をしたときの知識レベルは本当に雑魚すぎて、あまりにも無謀な挑戦に家族や友人は冗談に聞こえたそう。

理系卒のため文系科目中心の地方上級試験の知識はほとんどなく、さにゼロからのスタートだったと言えます。

また、筆記試験本番まで半年を切っていたので、今思うとかなりギリギリの状況から始めたなと思います。

 

それでは本題。

 

僕は平日3時間、休日6時間を半年間休まず勉強しました。仕事と睡眠以外の時間をなるべく勉強に費やした感じです。

たまに仕事の都合で平日2時間とかの日もありましたが、その分は土日でカバーしてトータルではノルマを達成できました。

一発で筆記試験を合格できたので、独学の勉強時間の目安は約700時間だと言えます。

僕より学力がない人はプラスしないといけないし、文系卒や学力がそこそこある人ならもう少し抑えても大丈夫かと思います。

 

ちなみに、他の資格試験の勉強時間の目安を調べてみたら、公務員試験はそれほど時間をかけなくても合格ラインに達することがわかりました。

  • 行政書士…700時間
  • 日商簿記1級…800時間
  • 社会保険労務士…1200時間
  • 中小企業診断士…1500時間
  • 土地家屋調査士…1500時間
  • 1級建築士…2000時間
  • 不動産鑑定士…4500時間
  • 税理士…6000時間
  • 司法書士…6000時間
  • 公認会計士…7000時間
  • 弁理士…7000時間
  • 司法試験…20000時間

こう見ると、資格ではないですが公務員試験ってかなりコスパが高いのかもしれません。

資格は取得しても食べていけるかわかりませんが、公務員試験は合格すれば生活の保障は約束されたようなものですから。

「700時間も勉強しないといけないのか…」と考えるのではなく、「700時間で合格ラインに達するんだラッキー」くらいの気持ちでモチベーション上げましょう!

独学社会人の1日スケジュール

スケジュール
6~7時 教養科目
7~8時 朝ごはん・身支度
8~12時 仕事
12~13時 お昼ごはん・苦手科目
13~20時 仕事
20~21時 夜ごはん・風呂
21~23時 専門科目

これが僕が試験勉強していたときの平日スケジュールになります。

独学で成功するかは平日の勉強時間が鍵を握っており、裏を返せば平日3時間の勉強が社会人にとって大きな壁となります。

仕事でクタクタになってから勉強するのは予想以上にキツイものです。僕もかなり苦労したので大変さは人一倍身に染みています。

一番失敗するパターンは、帰宅後に3時間の勉強を計画すること。これができたら苦労しないってくらい長続きしません。

なので、時間を分割してトータルで3時間を確保することをオススメします。隙間時間を上手に活用すれば、3時間なんてあっという間に作れちゃいますよ。

僕は朝6時に起きて1時間、昼休憩時に30分、帰宅してから2時間で合計3時間30分を確保しました。

 

特に朝は頭がスッキリして最も集中できる時間帯なので、最低でも1時間は確保してください。逆に夜は疲れのせいであまり集中できないので、23時で終わりにして就寝したほうが効率的です。

さらに朝に勉強するメリットとして、仕事前にノルマを潰していくと1日のプレッシャーから開放されます。「家に帰ったら勉強しなきゃ…」と憂鬱な気分がなくなるのでモチベーションが下がらず継続しやすくなりますよ。

なお、スマホをあえて手の届かない場所に置いたり、テレビを観ないようコンセントを抜いたり、勉強に集中しやすい環境づくりも徹底しました。家で集中できない人は、近所のスタバとかを活用したり工夫してみてください。

独学期間は1年より半年がオススメ

700時間の現実に戦意喪失した方の中には、1年計画で平日1時間、休日4時間プランを立てているかもしれませんが、正直そんなダラダラやっていると合格の可能性が低くなります。

というのも、公務員試験って暗記することが多いので、短期間で集中したほうが知識がインプットしやすいからです。少しずつ時間をかけるやり方だと脳内拡散して意外と覚えてないってことになります。

数的処理など教養科目に関しては、毎日演習問題を解くなど時間をかけたほうがいいですが、受験生が苦手な専門科目はほぼ暗記で対応できるので短期間で一気に勉強しましょう。

 

また、モチベーションの維持においても、独学で1年間継続するのはかなり難しいです。特に最初は時間に余裕があるため怠けやすく、机に座っても集中できずに時間を消費してしまうこともあるでしょう。

その点、半年という期間はギリギリなので、最初にスケジュールどおり勉強する習慣が身につけば一気に駆け抜けることができます。エネルギー切れしないで本番が近づくにつれ勉強時間が増えるのが理想です。

もちろん、1年前からコツコツ勉強を始めることを否定しませんが、それでもラスト半年間は集中して平日3時間、土日6時間のペースは最低限守りましょう。

自信がないなら予備校に通うべき

独学だと一人で黙々700時間の勉強をしなければいけなく、これは頭で想像するよりずっと難しいです。周りに勉強方法を教えても、実際に継続できた人はほとんどいません。

「公務員になりたいな」くらいの意思であれば、高確率で途中で投げ出してしまうでしょう。それだけ独学のハードルは高いです。

また、少なくとも偏差値55くらいの大学出身じゃないと独学は厳しい傾向にあります。県職員時代のFラン出身の同期はやはり予備校に通っていたので、これまであまり勉強してこなかった人が独学を選択するのはリスクが大きいと思います。

頭が悪いとかの話ではなく、勉強スタイルが確立できているかどうかが大事なのです。それなりの大学出身者は自分の勉強方法が身についていますからね。

 

独学で合格するのが厳しいと感じるなら、予備校の活用も検討してみてください。

何十年も公務員試験の対策を研究しているプロを味方につければ、自分一人では難しい壁でも何とか乗り越えていけるでしょう。もちろん講師に任せっきりではなく、自分で勉強することが大前提ですよ。

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