公務員の給料・貯蓄

銀行預金大好き公務員はインフレにより資産価値が下がることを認識するべき

毎月の給与やボーナスをコツコツ銀行に納めている公務員のみなさま。

まさか「投資なんて損したら勿体ないから銀行預金が一番だよ」なんて考えていませんよね?

『銀行預金=損しない』と思い込んでいる人はたくさんいますが、実はこれからの日本で全ての資産を銀行貯金で運用するのは結構危険です。

と言っても、銀行に預けた100万円がいつの間に90万円に減るということではありません。わずかな金利で利息がつくことはあっても元本は変動しませんから。

 

問題はインフレ

 

お金で得する損するというのは数字に表れることが多いですが、インフレによる損は認識しにくいのが厄介なところ。損していることに気がつかない人が大半なのです。

銀行預金信者の方にこそインフレにより円の価値が下がることを覚えておいてほしいので、この記事では余剰資金まで銀行預金で運用することの危険性について解説していきます。

これからの時代、銀行に全財産を預けていると損する可能性が高いです。地道に働いている真面目な人ほど将来もあくせく働くハメになるかもしれません。

インフレで物価が上がれば相対的に円の価値は下がる

『インフレ』と『デフレ』は何となく聞いたことのある言葉ですよね。経済学の勉強をしたことのある人にはお馴染みのフレーズです。

簡単に言えば、インフレは物価が上昇すること。100円の商品が110円になるって感じですね。

ここがポイントなのですが、物の価値が上がると円の価値は相対的に下がります。

 

例えば、僕の大好きなシュークリームが1個100円で買えたとして、政府が目指している年間2%の物価上昇が現実になれば、来年のシュークリームの値段は1個102円になります。

しかし、銀行に預けている100万円は100万円のままなので、今年は1万個買えたのに来年は約9,800個しか買えなくなるのです。

つまり、資産こそ減ってはいないものの資産価値が下がるのです!

 

日本は長期デフレの中にいるので物の値段は上がっていない気がしますが、2014年のインフレ率が2.76%になるなど少しずつ物価上昇の足音が迫ってきているように感じます。

2%くらい大したことないように思えますが、毎年2%のインフレが起こると100万円の貯金の価値が30年後にはなんと半分になってしまいます!

働き盛りの20代~30代の人にとっては、せっかく老後資金をせっせと銀行に預けても生活が苦しくなる可能性が高いというわけ。

「銀行預金は安全だ」と僕らの親世代は本気で思っていますが、こうしている間にも資産価値はどんどん減っているかもしれません。これからの日本を支える人は、インフレを無視することはできないのです。

 

また、日本の少子化が進むことは避けられません。もはや少子高齢化の進行を遅らせるくらいしか対応策がないのが現状です。

少子化とインフレの関係
  1. 若い世代が少なくなると、仕事があっても人出が足りなくなるため賃金が上昇する
  2. 賃金が上がり続けることでインフレが起こり、銀行預金の資産価値が下がる

政府は外国人労働者を増やそうとしていますが、日本人の心理的に移民を増やすことへの抵抗感がある人が多い以上、労働不足解消の効果はあまり期待できません。

 

ここで勘のいい人なら「賃金も上がるならインフレの影響ってそこまで気にすることないんじゃない?」と思うでしょう。

確かに給料が上がれば問題ないような気がしますが、残念ながらインフレが起こったからと言って銀行から「じゃあ、あなたの口座に2万円追加しておくね!」なんて虫のいい補填はされません。

つまり、インフレが起こっている最中の現金には影響は少ないのですが、現在手元にあるお金はインフレの影響をモロに受けてしまうというわけです。

銀行預金だけの資産運用は損する可能性が高い

インフレの怖いところは、目に見えないところ。

貯金額が1万円減ったとかであれば「銀行預金は損する!」と危機感を抱くのですが、相対的な価値の変動は意識しないと気づきにくいです。

インフレに気がつかないままコツコツ銀行預金で資産を増やしても、定年退職後の生活がなぜか苦しいまま。

仕方なく70歳まで働かないと食べていけなくなり、第二の人生を楽しむ余裕がないまま一生を終えることもリアルに起こりうる話です。

 

このため、『お金は円の数ではなく価値が重要』だと認識することが大事です。

貯金額が増えることに喜びを感じる気持ちはわかりますが、客観的にお金の価値を判断できなければ本当の意味での資産運用とは言えません。

個人的には、銀行には日々の生活費や急な出費に備えた現金があれば十分なので、余剰資金は日本円以外の資産で運用することをオススメします。

 

国民の資産が減ることが想像できるので、政府もiDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)など非課税制度の利用を推奨しています。投資の大切さに気がつく人が増えてくるのはいいことです。

しかし、「自分の資産は自分で守ってね!」というサインを見逃している人が圧倒的に多いので、30年後の日本ではほとんどの国民が「生活が苦しい」と嘆いているでしょう。

こういう人たちはインフレにより資産価値が下がったことに気がつかないので「給料が安い」「税金が高すぎる」と的外れな主張を繰り広げるはず。

これでも、あなたは貯金にこだわりますか?

株はインフレに強い

インフレによる通貨の価値下落が今後起こる可能性があるので、日本人も投資の勉強をして上手に資産運用しなくてはいけない時代がきました。

というのも、投資を代表する株式はインフレが起こることで資産価値の上昇が見込まれるからです。

つまり、インフレ対策の基本は「現金を株式や不動産に換える」ことです。これをインフレヘッジなんて呼びますね。

 

ただし、「預金は損するヤバイヤバイ!」と全ての資産を投資に回すのはかなり危険です。いざという時に使える現金がなければ暮らしが不安定になりますからね。

大事なのは『生活を守る貯金』を確保してから余剰資金を『インフレから資産を守る投資』で運用することです

投資はバランスが重要なので、全然貯金がない人が無理にやることではありません。まずは毎月の固定費を見直して貯蓄額を増やすところから始めるといいでしょう。

 

ただ、貯金が少ない人でも毎月の給与から『貯蓄』と『投資』に分けることで、貯金を増やしつつ投資を始めることは可能です。

むしろ、ほとんどの人が貯蓄と投資を同時進行しているので安心してください。独身と既婚で必要な生活費が変わってきますが、自分に必要な経費を考えてバランスよく資産運用していけば問題ありません。

投資はリスク管理を徹底すれば怖くない

若いうちに「投資をしないことがリスクだ!」と気づいた人はラッキーです。

銀行に預けているだけではお金は増えないし徐々に資産価値が減ることも考えられるので、これからの時代は公務員も投資が必要になってきます。

しかし、一方で「投資で破産した人の話をよく聞くから怖いな」という不安も芽生えているはずです。年収が高くない一般人にとって、貴重な資産が減ってしまっては元も子もないですからね。

 

確かに投資をするにはリスクを受け入れる必要があります。

ギャンブルのような投資をしていては損失が出るのは当たり前。知識もないのに勢いだけで利益が出るほど甘い世界ではありません。

「あの人が買った方がいいって言っているから投資している」という人任せの考え方のままでは、銀行預金で資産価値が下がるのを見守っている方がマシ。

この状態はリスクを受け入れているとは言い難いです。

 

『投資=危険』という考えは、単純に投資についての知識不足が招くもの。僕も知らない投資方法に勢いだけで資産を突っ込むのは怖いですから。

ただ、ほんの少しでも投資についての勉強をしただけで不安はかなりなくなります。

投資への歪んだ考えを持つ日本人は多いですが、正しい考えが身につけば投資を味方につけることができるのです。

 

特に一般人が覚えておく必要がある投資の知識は意外と少ないです。

投資の勉強と聞くと「経済で使われる難しい言葉の意味を覚えないといけない」と食わず嫌いをしがちですが、短期売買で利益を出そうなど考えなければ勉強時間は1週間もあれば十分です。

あとは実際に投資をしながら覚えていくので、少額投資からチャンレンジしていけばいつの間にか知識が身につくはずなので安心してください。

 

僕自身、投資の世界に飛び込むまでは円安と円高を逆に覚えてたくらいの知識レベルでしたが、様々な投資方法を知るにつれ自分に合った資産運用方法を考えるようになり、半年くらい経った頃には人に教えるくらいまで成長できました。

正直言うと、「投資は頭のいい人がやるもの」だと毛嫌いしていた部分がありましたが、実際に投資について知れば知るほど勉強するのが楽しいのなんの。もっと早いうちに興味を持っていればよかったと後悔するくらいです。

投資について正しい知識を身につけローリスクの投資から始めた人には、老後もきっと明るい未来が待っているでしょう。

iDeCo(イデコ)にすら加入しない公務員の老後はお先真っ暗になるかもしれないどうも、公務員時代に投資にハマったアツシです。 このご時世、老後の暮らしが約束されている時代ではありません。 危機感...