公務員の実情

民間企業から公務員に転職する理由は隣の芝は青い理論である

民間企業から公務員に転職した人って「会社がしんどい…」というネガティブな理由がほとんどで、本気で「地方に貢献したい」とか「地元の役に立ちたい」という理由から公務員を目指している人は滅多にいません。

会社員には公務員の待遇が眩しく見えるから仕方ないです。隣の芝は青いのです。

本記事では、民間企業から公務員に転職する人のリアルな実情について県職員時代の経験からお伝えしていきます。

僕も民間企業より公務員の待遇に目移りした

僕は26歳の年で民間企業から公務員に転職しました。

もちろん「公務員になって社会貢献したい!」などポジティブな理由ではなく、「今の仕事よりマシな職業に就きたい…」という自己中心的な考えです。

別に公務員じゃなくてもよかったのですが、入社3年目の若造がホワイト企業に転職するのが難しかったので、試験に合格すれば就職できる公務員を目指しただけ。

税理士試験とかも考えたのですが、最低3科目合格するまではゴールが見えないなど短期間で人生を変えることができないことがネックでした。

 

僕の場合、会社に対して様々な不満がありましたが、中でも休暇の少なさはどうしても割り切れなかったです。

民間企業で働いていた時は、奇数週の土曜日の午前だけ出勤するという謎ルールがあり、完全週休二日制じゃなかったのが精神的にしんどかったです。

金曜日でも「次の日は仕事だ…」と憂鬱な気持ちになり、仕事のためにプライベートを犠牲にする日々を過ごしていました。

 

そんな生活をしていたから、カレンダー通りの休み+有休も取りやすそうなイメージの強い公務員がやけに魅力的に映ったんですよね。

「公務員になったら人生幸せになれる!」こんなことを本気で考えていました。

 

民間企業で辛い思いをしている方は、昔の僕と同じ考えに行きついているのではないでしょうか。

僕はノルマとか厳しくなかったのですが、営業とか数字を求められる職種だと精神的プレッシャーは相当なものかもしれません。

どんなに小さな不満でも、人によっては退職したいほど嫌だってこともありますからね。

転職組の同期も前職から逃げるように公務員になった

僕と同時期に入庁した職員の中には、元銀行員や元大学職員がいましたが、やはり前職に対する不満や不安を理由に公務員に転職していました。

特に地元地銀から転職した同期は、「銀行のノルマや体育会系のノリが辛くて、死ぬ気で勉強した」とよっぽど辛くて銀行を退職したそうです。

 

みなさん多くを語りませんが、公務員になって働いている表情を見るとすごく晴れやかなので、転職してよかったと感じているのでしょう。

同期は飲み会の席で「まぁ、昔は大変だったよー」なんて酔いながら言っていましたが、色々と辛い経験をして公務員に転職する決意を抱いたのだろうと思います。

 

やはり隣の芝は青く見えるのです。

 

今の仕事が辛いと、他の人がみんな幸せに見えるから錯覚を起こしやすいんですよね。

特に公務員は『安定・楽・給与がいい』というイメージが強いため、仕事でボロボロに傷ついた人の転職先として最後のオアシスに思えてしまうのです。

正直、公務員の現状を知らないままイメージだけで転職してくる人もいるので、公務員という職業が過大評価されているという実態があると思います。

転職組は公務員になれて幸せそうな人が多い

理由はどうであれ、民間企業から公務員に転職した人は「転職してよかった!」と口を揃えて言っています。

たまには仕事の愚痴も言いますが、結局のところ一生公務員を続ける考えの人がほとんどです。

 

つまり、「公務員に転職すれば幸せになれる」という考えは、あながち間違いではないと言えます。

なので、今が辛くて仕事を辞めたい人の次の就職先として、公務員を目指すのはそれほど悪い選択肢ではないと思います。

若手のうちなら公務員に転職しても年収が一気に下がることもないですし、半年間真面目に勉強できれば公務員になるのはそう難しくはありませんよ。

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特にやりたい仕事があるわけでもなく、待遇面でそこそこの生活を手にしたいのなら公務員は全然アリです。

民間企業と公務員の両方を経験してきた僕の目から見ても、公務員の待遇はホワイト企業に近いものがあると言えます。

 

やはり民間企業と比べると楽な仕事は多いですし、仕事で結果を出さなくても給与は年功序列で上がるので精神的な負担は少ないです。

また、ノルマやリストラがないので、やる気がなくても定年まで働けますし、退職金も十分な額が支給されるので老後の不安もそれほどありません。

客観的に見ても、公務員の待遇って最高すぎますね。僕も公務員を辞めるときは、この待遇面に多少なり後ろ髪を引かれましたから。

 

公務員以上に待遇の悪い会社なんて腐るほどありますし、限られたホワイト企業に転職するのは至難の業です。

優秀な人材がパイを奪い合うため、凡人には立ち入る隙がありません。

 

一方で、公務員は毎年一定数の椅子が用意されています。

試験に合格すれば座れるルールの公務員試験は、大袈裟ではなく一発逆転のチャンスなのです。

 

つまり、ホワイト企業に就職するよりも、公務員になる方が意外と簡単ということです。

これまでの実績がどうであれ、試験で高得点を取れば公務員になれるのだから、誰にでも公平に権利が与えられています。

そりゃ民間から公務員に転職した人は、不満のない楽しそうな表情になりますよ。

まとめ

  • 民間から公務員に転職する人は、ほとんど前職に対する不満が動機である
  • 仕事が辛いと公務員が羨ましく思える
  • 実際に公務員に転職した人は幸せそうである
  • 客観的に見ても、公務員の待遇以上の民間企業は少ない
  • ホワイト企業に転職するより公務員になる方が簡単

民間企業を辞めて公務員に転職した人の多くは「転職して正解だった」と感じています。

前職への不満がエネルギーとなり公務員試験の勉強を始めるのだから、無事に公務員になって幸せになるのは当たり前ですよね。

 

結果的に隣の芝が青く見える理論で公務員に転職した人の割合が高いのが現実なので、公務員を目指すにあたり特別な理由なんて必要ありません。

「逃げの理由で転職すると後悔する」なんて言う人もいますが、別に夢や目標がなくても幸せになれるかどうかは本人の価値観の問題なので、ネガティブな理由で公務員を目指すこと自体は悪くないですよ。

社会人経験を経て公務員になった人の多くが幸せを噛みしめている事実が物語るように、今の仕事が辛くて辞めたいなら公務員に逃げるのも一つの手です。

 

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