公務員試験

【公務員試験対策】面接官が注目する3つのポイントを元県職員が暴露する

公務員試験を合格するためには、筆記だけでなく面接試験をクリアしなくてはいけません。

近年の公務員試験は人物重視の傾向が強くなり、今後とも面接試験の重要性が高まるでしょう。

しかし、筆記試験と違って正解・不正解がハッキリしていない面接試験の対策はなかなか難しいもの。面接官が何を見て点数をつけているのかサッパリわからない人もいるでしょう。

そこで本記事では、公務員試験の面接官が受験生のどこに注目しているかを実際に面接試験を合格した経験談を基に解説していきます。

面接官がチェックする3つの重要項目

公務員試験の面接官には、事前に試験評価チェックシート(仮)が配布されており、様々なチェック項目から受験生を審査していきます。

最初から評価基準が決まっているため、不透明な面接試験をなるべく公平に評価できるようなシステムです。ある意味、公務員らしい審査内容ですね。

つまり、「可愛いから全部満点にしよう」とか「コイツ嫌いな顔だ」とか面接官の特別な感情が入りにくくなっているのです。

こうした評価方式の中、面接官が特に注目するポイントは以下の3つです。

  • 姿勢、言葉遣いなど表面的な印象
  • 質問の意図を理解する能力
  • 公務員として活躍する姿が想像できるか

姿勢、言葉遣いなど表面的な印象

どの面接でもそうですが、会場に入室した時から第一印象の審査が始まります。

特に公務員試験の面接官は各課の課長級が担当することが予想されるため、40代後半から50代のオジサン率が高いです。

このため、年配の方に好印象を与えることがポイントになります。

ただ、見た目に関しては多くの受験生がちゃんと整えているので、ここで大きな差が生まれることはあまりないです。

 

問題は、椅子に座った時の姿勢や言葉遣い、仕草です。

 

意外と多いのが自覚なき猫背の人。この場合、他人に指摘されないと気がつかない人が多いです。

最初は背筋を伸ばしているつもりでも、面接に集中するにつれ徐々に背中が丸まってくることもあります。

スマホが手放せない現代の日本人は、猫背の姿勢が落ち着くこともあるので注意しましょう。

 

あとは言葉遣いと仕草もボロが出やすい部分です。

言葉遣いでは、「~的な」「やっぱ~」など若者言葉に対して、社会人歴の長いオジサン達は聞き慣れていないため違和感を抱きます。

それが決定的な合否に繋がることは考えにくいですが、できるだけ年配の方に好感を持たれるような言葉で話すことを心掛けましょう。

 

仕草は自分の癖なので、意識して抑えないと無意識に出てしまいます。

緊張すると髪を触るなど、落ち着きのない仕草は相手に不安を与えます。特に手に関する仕草に要注意です。

堂々と前だけを見て話すことができれば十分なので、手を太ももに置いたら動かさないことを意識するといいでしょう。

 

表面的な印象については、面接の練習を繰り返すことで改善できる部分です。

リラックスしすぎず、ほどよい緊張感の中で何度も実践形式で練習すれば、緊張しいで気が弱い人でも上達するので安心してください。

逆に自信満々な人ほど自分のマイナス部分が見えていない可能性が高いので、どんなに優秀な人でも第三者からの意見に耳を傾けることが大切です。

質問の意図を理解する能力

質問されたことに対する回答がズレていると、どんなに素晴らしい内容であっても面接官は高評価をつけることができません。

沈黙も問題ですが、ベラベラ話せばいいというわけではないのです。

このため、アピールしようと自分の知識を全て出し尽くそうとせず、「面接官が何を聞きたいのだろう?」と質問主の気持ちを汲み取る能力が必要になってきます。

減点方式の公務員面接では、誰もが想像できないアイデアを出す必要はありません。このあたりが民間企業との大きな違いになってきます。

公務員の面接試験は質問予想が当たりやすいので、練習を繰り返すことで的外れな回答をする可能性は低くなります。

万が一、予想だにしない質問をされた時でも、面接慣れしていれば冷静に分析できるようになれますよ。

公務員として活躍する姿が想像できるか

面接する側は「この人が公務員になったらどういう職員になるのだろう?」と想像します。同じ仲間として相応しいかのチェックです。

たとえコミュニケーション能力が備わっていても、自分勝手で利己的な考えを持っていたり、仕事にやる気がない人だったら一緒に働きたくないのは当然のこと。

このあたりは志望動機などにも繋がるのですが、若者がいくら口先で誤魔化そうとしても見抜かれる可能性が高いので、実際に行動した具体的な体験から話すと説得力は上がります。

 

特に今の50代は行動力のある若者が大好きです。

というのも、公務員は頭で考えるのは得意ですが行動力がないことが弱点だから。

これからの時代は、公務員っぽくない人の需要が高まるのです。

 

自分は口だけの人ではないことをアピールするために最も簡単で効果的な方法は、実際に自治体で働く公務員に話を聞くことです。

僕は民間時代から公務員と仕事をする機会があったため、その人にお願いして県の課題や今後の展観などを聞きだし、それに対して自分の考えを志望動機に交えてアピールしました。

「現職公務員と直接話した」というフレーズを出したときに面接官の目つきが変わったのを今でも覚えています。冗談抜きで「ほーすごいな」と言われましたから。

職員に会って話を聞くだけでも具体的なエピソードとしての効果は抜群です。何よりも自分で行動したという事実が面接官に刺さります。

面接試験対策は予備校の模擬面接がオススメ

面接官がどこに注目しているかを踏まえて面接対策していけば、合格する可能性がより高まるのは間違いないです。

ですが、頭で理解しているだけでは面接が上手になることはありません。何度も経験を積んで場慣れすることが大事なのです。

それなのに、ほとんどの受験生は面接に対して「自分はコミュニケーション能力があるから大丈夫」「面接なんて練習しても意味がない」と考えているのが現状です。

筆記ばかり血眼になって勉強するだけで終わる人が多いので、ちょっと面接対策に力を入れるだけで合格する可能性がかなり上がります。

 

面接対策しない受験生は二次試験を博打で挑むようなもの。

 

面接対策は筆記試験の合格を確認した後からでも十分間に合いますが、試験勉強を始める時点で「どういう対策をしようか?」と考えた方がいいでしょう。

そこで、僕がオススメしているのが予備校での模擬面接です。

家族や友人、大学が実施する模擬面接では、ありきたりな意見しか聞くことができないため場慣れするくらいの効果しか期待できません。

一方、予備校の模擬面接では、公務員試験を熟知した講師による指導を受けることができます。

改善点を次の模擬面接まで直していけば、徐々に公務員が好む人物像を作り上げることができるのです。

また、大手予備校なら無制限で対応してくれるところも多いので、面接試験が重要な最近の公務員試験では予備校の需要が高まっています。

 

しかし、残念ながら筆記試験は独学、面接対策だけを予備校と使い分けることができません。

つまり、模擬面接を受けたいなら筆記試験を含めたトータルコースを受講する必要があるのです。

【注意】公務員予備校の模擬面接だけを受講することはできない近年の公務員試験は人物重視の傾向が高まっているため、面接試験対策を怠ると合格する可能性が大きく下がってしまいます。 公務員の面接対...

この辺が難しいところではありますが、そもそも筆記を独学で合格できる人はごくわずかなので、個人的には筆記対策のためにも予備校に通うことをオススメします。

たしかに予備校は入学金や授業料など約30万円ほど費用負担があります。これは決して安いお金ではありません。

ですが、公務員になる確率を上げることを考えると消費ではなく投資だと言えます。一発合格できれば1年目のボーナスで回収できますからね。

予備校に通えば必ず公務員になれるわけではありませんが、やはり不合格になったときの金銭的・時間的リスクを考えると独学よりも予備校に軍配が上がります。

大事なのは公務員になることであって、安い費用で公務員になることではないですよね。

もちろん予備校を活用しないで面接試験をクリアする人もいるので否定はしませんが、予備校の模擬面接で対策しているほうが有利なのは事実です。