公務員の給料・貯蓄

20代の公務員が資産運用より自己投資を優先すべき理由

  • 将来、年金は貰えないかもしれない
  • これからは退職金は大幅カットされるかも
  • 公務員と言えど安心できない

など、公務員を取り巻く環境として、何十年後先の暗いニュースを耳が痛くなるほど聞いてきました。

将来を不安視して、「20代から資産運用した方がいいのだろうか?」と悩んでいる方も多いことでしょう。

せっせと貯金を増やして将来を生き抜こうとする気持ちはわからなくもないです。

しかし、30歳を迎えた僕としては、20代のうちから無理に資産運用しなくてもいいと考えています。むしろ、若いうちは自己投資にお金をかけるべきです。

20代の公務員が自己投資を優先すべき理由

20代の時間はとても貴重です。

『Time is money』という諺(ことわざ)のとおり、お金よりも時間が大切な価値を持っています。

しかし、20代の公務員の中には、周りの空気に流されて毎日夜遅くまで残業していたり、休日は家でゴロゴロしている日々を過ごしている人も珍しくありません。

 

正直言って、ヤバイです

 

一昔前までは、年金や退職金に恵まれていたので、会社員でも定年まで勤めあげれば人生は安泰でした。

しかし、このような待遇が今後の日本にあるとは限りません。会社や国に守ってもらおうと考えない方が身のためです。

 

たとえ大手企業の総合職に就職できたとして、大規模なリストラは避けれても、毎日言われたとおりの仕事をしているだけでは量産されたロボットと同じです。

最近では働き方が多様化され、個人で仕事をこなすフリーランスや、本業以外の収入源を持っている兼業サラリーマンなど活躍の場が広がっています。

いずれ、この波は日本人の働き方を変えていくでしょう。公務員として一生を終えるのも悪くはありませんが、選択肢を複数持っているだけでも心の余裕が違います。

 

このため、20代のうちに何か一つでも自分の武器を見つけることができた人は、これからの変化する時代に適用できるはずです。

苦手なことは一切やらなくていいので、自分の得意分野、好きなことをとことん極めてください。

 

英語が好きならTOEICの勉強や英会話を始めるもよし。税務担当で業務をするうちに興味が出たら、税理士試験の勉強をするもよし。体を動かすのが好きならフルマラソンに挑戦したり、筋トレでマッチョを目指したりするもよし。

自分が心の底から「楽しい!」と思える分野にお金と時間を費やして、そこで出会った人達から刺激を受けながら成長することが何より重要です。

 

こうして、比較的時間の余裕がある20代のうちに自分への投資ができる人は、『ただの公務員』では終わりません。

もし、仕事を辞めることになっても、20代のうちに自己投資してきた人間は次の一手がすぐ見つかるでしょう。

個人がお金を稼ぐことは簡単ではありませんが、自己投資で得た知識や経験、人脈があれば、何も武器を持っていない人よりは確実に結果を出せます。

会社だけの世界に埋もれるか、それとも自分の力で道を開くかは20代からの自己投資が鍵を握っているのです。

公務員を退職する可能性も視野に入れよう

世の中には、今の仕事が合わない人がたくさんいます。ある分野で才能があるのに、職場の小さな世界では肩身の狭い思いをしている人もいるくらいです。

「せっかく公務員に就職したのにもったいない」と家族や友人は言いますが、一度っきりの人生の大半を費やす仕事が合わないのは苦痛でしかありません。

無能な上司からのパワハラ、膨大な業務量、承認欲求が満たされない仕事、など合わない仕事を何十年と続けるのは結構大変なこと。誰しも一度は『退職』の文字が頭をよぎっているはずです。

 

しかし、30代、40代になって、いざ辞めようとしたところで、残念ながら今以上に待遇のいい転職先はなかなか見つかりません。

20代の転職と違って、30代以上は仕事の専門性がなければ成功しにくいです。熱意や情熱だけで待遇のいい企業に就職するのは困難です。

残念ながら、公務員の仕事は専門性が身につくものではありません。一歩組織を出れば、自分のことを認めてくれる企業は少ないのが現状です。

 

一方で、20代のうちに知識と経験を吸収してきた社会人は、本業以外の選択肢が広がります。

極端な話、税理士試験を1科目ずつコツコツ合格していれば、30代でも税理士に転職することが可能です。

さすがに40代にもなると未経験分野の大手企業への転職は厳しいですが、先ほど言ったとおり個人の仕事で活躍するチャンスは残されています。

「会社を辞めても何とかなる」「いつ辞めても大丈夫」と心の余裕があるだけで、他の人たちより一歩先のステージに立てることを覚えておきましょう。

20代公務員の資産運用はiDeCoだけで十分

20代は自己投資が一番大事と言いましたが、もちろん資産運用はしないよりはした方がいいです。

効率的な資産運用をするためには、時間を味方にすることが大切ですから。

若いうちから資産運用を始めた方が、少ない資金で目標金額を達成できるのは紛れもない事実です。

 

しかし、20代のうちはiDeCo(イデコ)に加入して毎月の給与から10,000円程度を天引きして、残りは自己投資と貯蓄にあてるくらいで十分です。

毎週飲み歩いたりしなければ自然とお金は貯まるはずなので、この時点では貯蓄よりも自己成長を優先しましょう。

 

ただ、iDeCoに関しては、できるだけ早めに始めた方がお得だと僕は考えます。老後資金の形成を考える時、個人年金や財形貯蓄よりもiDeCoの方が何倍も魅力的だからです。

原則60歳まで引き出しができないデメリットはありますが、少額から始めればそこまで家計を圧迫するほどの負担にはなりません。

真面目に毎月1万円の定期預金をしている方もいますが、そのお金をiDeCoに回さないのは正直かなり勿体ないです。

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iDeCoのメリットに目を向けると、運用益が非課税(通常は20.315%が源泉徴収される)であることもさることながら、掛金額が所得控除の対象になることを無視するわけにはいきません。

例えば、年収が600万円の人が毎月12,000円の掛金を払った場合、所得税と住民税が合わせて3万円ほど安くなります。

つまり、12月の年末調整で申請するだけで毎年2~3万円ほど税金がお得になるのです。iDeCoの運用には毎年数千円ほど手数料が引かれますが、それでも十分お釣りがくる計算になります。

25歳から60歳までの間iDeCoで積み立てすれば、なんと約100万円ほど税金を払わなくて済むのです。

運用益が出なくても軽自動車1台分儲かるとイメージするといいでしょう。

 

運用益に関しては、どういう商品を選ぶかによるので計算はできませんが、節税額だけでも定期預金の利回りを遥かに上回ることがわかりますね。

中には「運用に失敗して損失してしまうのでは…」と不安になる方もいるでしょう。そんな方でも元本確保型の商品を選べば、税制優遇分だけ確実に享受することができます。

 

20代には馴染みのない制度かもしれませんが、年金や退職金に期待できない老後の資金作りに一番相性のいいのがiDeCoです。

ハッキリ言って、早く加入しないと機会損失もいいところ。残業代で100万円稼ごうとすると時給2,500円の場合でも400時間必要になります。

iDeCoの制度を知らないだけで、400時間自由に遊んで過ごしている人と結果が同じではやってられないでしょう。

 

20代のうちにiDeCoに加入できるあなたはラッキーです。

何も知らずに給与を銀行に預けるだけの同期達をよそに、コッソリiDeCoに加入して毎年年末に臨時ボーナスを受給しましょう。

 

そして、余裕があれば少額で個別株式を購入してみて、投資の世界に触れてみることをオススメします。

ここでは、いくら儲かったとかは気にせず、投資家になったつもりで経済を肌で感じることが大事です。

多くの日本人が資産運用について深く考えていないのは、経済の仕組みを知らないからではないかと僕は思います。『知らない=怖い』と考えてしまい、投資に後ろ向きな姿勢になってしまうのです。

そこで、知らない恐怖を取り除くためにも自ら経済界に飛び込むことが大事です。本で勉強するのも悪くないですが、自身の経験が一番の財産になりますから。

30代からの本格的な資産運用に向けて、まずは投資を楽しむことから始めましょう!

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